
自作パソコンユーザーなら、パソコンのメンテナンス方法は知っておきたい基本事項だ。
PCのパーツは発した熱を排出するため、外気をファンで吸って冷却する。このとき、空気中のホコリも一緒に吸い込んでしまい、内部に自然とたまっていく。
ホコリには+か-の電気を帯びた粒子が多く含まれている。プラスチックや電子機器の表面はこすれることで静電気をため込む。異なる電荷同士が引き合い、ホコリがくっつきやすくなり、パソコンがホコリまみれになってしまうのだ。
通気口やファン、ヒートシンクにホコリが詰まると熱が逃げにくくなり、PCが 熱くなる・遅くなる・異音がするといった不調や故障の原因になる。
だから自作パソコンのメンテナンスは、安定した動作と長寿命を維持するために欠かせない。メンテナンスの重要性については、自作パソコンメンテナンスと掃除の必要性でも詳しく解説している。
そこで今回は、無水エタノールを使った自作パソコンの掃除方法を確認する。基本的な手順から、細かい方法、注意点まで見ていく。
無水エタノールで掃除してみる
無水エタノールは、基本的にはアルコールと同じ成分だ。無水という名前の通り水分が含まれていない。
無水エタノールで掃除をすると水分が残らず、エタノール自体は挑発して消える。水分によるショートする可能性が低くなる。
自作パソコンユーザーなら、無水エタノールを掃除に利用してみるといいのかもしれない。細かい油汚れを落とすのにはぴったりだ。
油汚れやホコリを溶解し、水分を残さずに乾燥できる。静電気を帯電しやすい電子機器に安心して使用できる。基板、ファン、ケースなど、様々なパーツに使用できる。
薬局やホームセンターで手軽に購入できるのもメリットだ。
パソコンの掃除アイテム
では、パソコンの掃除にはどんなアイテムが必要なのか。
- 無水エタノール (99%以上推奨)
- 布 (マイクロファイバークロスなど)
- 綿棒
- エアダスター (あれば)
- ゴム手袋
- マスク
- ゴーグル (あれば)
これらの掃除グッズを揃えて定期的にメンテナンスを行えば、自作パソコンを長く快適に使い続けられる。より詳しい掃除方法やグッズについては、掃除グッズで入念にメンテナンス:自作パソコンを長持ちさせるも参考になる。
無水エタノールは、布やキムワイプ綿棒にしみこませて使うことになる。
- 電源を切る
- パーツを取り外す
- エアダスターでホコリを吹き飛ばす
- 無水エタノールを染み込ませた布で拭き取る
- 無水エタノールが完全に乾燥するまで待つ
- パーツを元に戻す
- 電源を入れる
まず、安全のために必ずパソコンの電源を切り、電源ケーブルを抜いておく。作業中に通電しているとショートや感電の危険があるのでこれは基本中の基本である。
フィルター、ファン、グラフィックボードなど外せるパーツは可能な限り取り外す。パーツを外すことで、隅々まで効率よく掃除でき、破損のリスクも減らせる。
次に、エアダスターを使って、ファンの内部やケースの隅々に溜まったホコリを吹き飛ばす。激しくホコリが舞うので屋外の作業が好ましい。
ホコリが蓄積すると冷却性能を低下させるだけでなく、故障の原因にもなるため丁寧に取り除きたい。
量を気にしないで使える電動エアダスターは便利でコスパもいい。電動エアダスターの詳しい選び方については、PC掃除を完璧に仕上げたい!電動エアダスター選び方のポイントを参考にしてほしい。
その後、無水エタノールを布に染み込ませ、ファンの羽根や基板、ケースの表面を拭き取る。ひどい汚れは、綿棒で細かい部分まで丁寧に掃除していく。無水エタノールは揮発性が高く、水分を残さず安全に汚れを落とせるため、電子機器の掃除に最適である。
終わったら無水エタノールが完全に乾燥するまで数時間放置する。ここで乾燥が不十分だとショートの原因になる。
乾燥後に外したパーツを元に戻し、電源ケーブルを接続して電源を入れ、正常に動作することを確認する。これで掃除は完了である。
気をつけるポイント
無水エタノールは、直接パーツに付けないようにする。布や綿棒に染み込ませて使うのが基本だ。直接かけると液だれや過剰な浸透により、パーツを傷めてしまう。
基板やコネクタなどの精密な部分は、綿棒で丁寧に拭き取る。無理にこすらず、優しく汚れを取り除いていこう。
無水エタノールは揮発性が高く、蒸気を吸い込むと刺激となるため、作業時は換気を十分に行う必要がある。
ゴム手袋、マスク、ゴーグルなどを着用して、皮膚や目、呼吸器への刺激を防ぐと安全である。
皮脂などの油汚れを落とすのに効果的
無水エタノールは、皮脂などの油汚れを落とすのに効果的である。キーボードやマウス、ケースなど、手で触れることが多い部分は、無水エタノールで定期的に掃除すると清潔に保てる。
無水エタノールは、皮脂や手垢などの油汚れを効果的に落とせる。キーボードやマウス、ケースの外装など手で頻繁に触れる部分は汚れやすく、放置するとベタつきがひどくなる。
無水エタノールならこれらの油汚れを簡単に除去できる。パソコン周りを清潔に保てるだけでなく、使用感も向上する。手軽に扱えることもあり、パソコンの衛生管理には欠かせない存在である。
ディスプレイの掃除には専用のクリーナーを
無水エタノールですべてを掃除しようとするのは得策とはいえない。無水エタノールが不適当な箇所もある。
ディスプレイは特にデリケートであり、無水エタノールで拭くと傷やシミの原因になる可能性がある。ディスプレイの掃除には必ず専用クリーナーを使用するべきである。
無水エタノールは皮膚を傷めることがあるため、作業時には手袋の着用がおすすめだ。対策しつつパソコンのメンテナンスをしていこう。




