マザーボードはパソコンの心臓部とも呼ばれ、各部品を接続する基盤だ。CPUやメモリ、拡張カードなどの互換性を決める重要な役割を担う。マザーボードの選択は、パソコンの性能や拡張性に大きな影響を与える。
マザーボードのサイズは主にATX、microATX、Mini-ITXの3種類がある。ATXは最も一般的で拡張性に優れる。microATXはコンパクトながら十分な拡張性を持つ。Mini-ITXは最小サイズだが、拡張性は限られる。
CPUソケットは最も重要な選択基準だ。IntelとAMDで異なるソケットを採用しているため、使用するCPUに合わせて選ぶ。将来のアップグレードを考慮し、最新のソケットを選ぶのも一案だ。
チップセットはマザーボードの機能を決定する。高級チップセットほど多機能だが、価格も高くなる。オーバークロックや複数GPUの利用を考えているなら、上位チップセットを選ぶ。
メモリスロットの数と対応規格を確認する。DDR4やDDR5など、最新の規格に対応しているか確認する。スロット数は2〜4個が一般的で、将来の増設を考えるなら4スロットが望ましい。
拡張スロットの数と種類も重要だ。PCIe 4.0やPCIe 5.0など、最新規格に対応しているか確認する。グラフィックボードやSSD、サウンドカードなどの拡張カードを使用する予定があれば、十分なスロット数を確保する。
ストレージインターフェースにも注目する。SATA3.0やM.2など、使用するSSDやHDDに合わせて選ぶ。高速なNVMe SSDを使用するなら、M.2スロットの数と対応規格を確認する。
USBポートの数と規格も確認する。USB 3.2 Gen2やUSB Type-Cなど、最新規格に対応しているか確認する。外付けデバイスを多用するなら、ポート数の多いモデルを選ぶ。
ネットワーク機能も重要だ。有線LANの規格(1Gbpsや2.5Gbps)や、Wi-Fiの対応規格(Wi-Fi 6など)を確認する。オンラインゲームをよくプレイするなら、高速な有線LANポートは必須だ。
オーディオ機能にもこだわりたい。ノイズの少ない高音質なオーディオチップを搭載したモデルを選ぶと、音楽や動画を快適に楽しめる。
最後に、BIOSやUEFIの機能も確認する。オーバークロック機能やファン制御機能が充実していると、システムの最適化がしやすくなる。
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