手順に従ってパーツを組み込んでいくと、いよいよPCの初回起動だ。その前に、もう一度全てが準備され、すべてのケーブルが接続され、正常な状態であることを確認していこう。初回の起動は後からでも修正できるが、事前の簡単なチェックを行うことで問題を回避できる。
最終チェックリスト
自作PCの組み立てが完了し、初めての起動のタイミングで、最終チェックリストに沿って点検を行うのがおすすめだ。すでに全てが接続され、ハードウェアの取り付けに問題がないことを確認済みの方は省略可能できるが、念のため重要なポイントを再確認しておこう。
・CPUとCPUクーラーのファンがしっかりとマザーボードに取り付けられているか
・メモリが正しいソケットに「しっかり」挿入されているか
・電源ユニットのケーブルが全てのコンポーネントに接続されているか
・グラフィックボードがPCIeスロットに正しく装着されているか
このチェックリストは基本的な項目ですが、この段階で接触不良やゆるみなどが見つかれば修正できる。大きなトラブルを避けるためにも時間をかけて確認作業を行っていこう。
- フロントパネル
自作PCの最終チェックでは、1つ目のポイントとしてケースフロントパネルの配線を確認したい。
標準実装されている電源ボタンやリセットボタン、HDDアクセスランプなどをマザーボードに接続するケーブルは、組み立て時にいじくり回した際にゆるんでしまいがちだ。
電源やリセットなどの基本機能を担う配線が正しく、かつしっかりと接続されているかを必ず確認したい。マザーボードの取扱説明書に従い配線を行うことが大切。この段階で配線不備が見つかれば修正可能なので、確実にチェックしよう。
3. パーツのネジ
ケースやマザーボードへの取り付けに使用される通常のネジや親指ネジ、ツールレスの固定部品がすべてしっかりと締まっているかを確認する。
締まりすぎていないかに注意しつつ、パーツがガタつかないかどうか締まっているかを確認する。
緩んだ状態のまま外部ケーブルを接続する作業を行うと、グラフィックボードやストレージ等がマザーボード上のソケットから浮いてしまう可能性がある。確実な取り付け状態をチェックしておくことが重要だ。