BTOパソコンは自作PCほど手間がなく、ショップ側で相性チェックや動作確認が行われるためトラブルは少ない。しかし、初心者が知識不足のまま構成を選ぶと、思わぬ不満やトラブルが発生することもある。ここでは、BTOならではの注意点と解決方法を解説する。
用途に合わない構成を選んでしまう
BTOパソコンでは、用途に応じた構成を選ぶことが最も重要である。例えば、
- ゲームをするのに内蔵グラフィックスのまま選択してしまう
- 動画編集にCPUやメモリが不足する低価格モデルを選んでしまう
など、用途に対して性能が不足すると、購入後に「動作が遅い」「快適に使えない」といった不満が生じる。
解決策:購入前に用途を明確にし、ショップが提示する推奨構成やベースモデルを確認する。自分の目的に合ったモデルを選ぶことが重要である。
メモリ・ストレージ容量の不足
BTOの標準構成は、最小限のメモリや容量で設定されていることが多い。特に複数のアプリを同時に使う場合や、大容量データを扱う場合は、後から増設が必要になることがある。
解決策:購入時に必要なメモリ容量・ストレージ容量を見積もり、可能であればカスタマイズで追加しておく。増設オプションがあるBTOショップを選ぶと安心である。
グラフィックボードや周辺機器の互換性
BTOパソコンは標準構成でパーツの相性チェックが済んでいるが、後からGPUや周辺機器を交換する場合には注意が必要である。特に電源容量やケースサイズ、冷却性能に余裕がないと、動作不良や動作音の増加につながる。
解決策:後からのアップグレードを想定する場合は、購入時に電源やケースの余裕を確認しておく。また、ショップに相談できる場合は事前に問い合わせると安全である。
ショップ保証・サポートの範囲を確認していない
BTOパソコンは、パーツ単位の保証に加え、システム全体の保証が付くことが多い。しかし、ショップごとに保証期間や対応範囲は異なる。購入後に初期不良や故障があった場合、保証対象外だと対応が遅れることもある。
解決策:購入前に保証内容を確認する。長期保証オプションや修理サポートの条件を把握しておくことで、安心して購入できる。
ソフトウェアや初期設定のトラブル
BTOパソコンはOSやドライバがインストールされた状態で出荷されるが、初期設定やソフトウェアの互換性で戸惑うことがある。
解決策:出荷時のマニュアルやショップのサポートページを確認する。特に初期設定やアップデート手順を確認しておくと、スムーズに使用できる。
BTOパソコンでトラブルを避ける基本
- 用途に合ったベースモデルを選ぶ
- 必要なメモリ・ストレージを最初から確保する
- アップグレードの余地や電源容量を確認する
- 保証内容とサポート範囲を把握する
- 初期設定やソフトウェアの注意点を確認する
BTOパソコンは、これらのポイントを押さえるだけで、自作PCに比べてトラブルが圧倒的に少ない。安心して使用できる完成度の高い1台を手に入れやすいのがBTOの大きな魅力である。
