ある程度のスペックの小型パソコンを作ろうと思った時に問題になってくるのが電源です。
それなりの電源容量は確保しつつ、SFX電源でなければならないという条件が付いてきます。そうなると選べる電源には限りがあります。
ここでは、その小型パソコンに搭載しやすい小型電源を確認してみます。
パソコン電源の容量を選ぶ際は、パソコンで使用する合計電力量の約2倍が目安と言われています。
電源の容量に余裕がないと不具合を起こしやすくなります。2倍という数字には根拠はありません。2倍もいらないという人もいますが、PCの用途によって消費電力は変化します。
1.5倍から2倍が目安でしょう。
CPUとグラボの消費電力足してを2倍したもの、という感じでいいでしょう。特に、グラボの消費電力が高くなる傾向があります。
ハイエンドグラボを搭載するなら2倍くらいはほしいところです。
Mini-ITXケースと電源選び
Mini-ITXケースの場合、電源サイズは、SFXと指定されているものや、ATX電源も搭載できると言うケースがあります。
AT-X電源が搭載できるということはケースのサイズが大きくなり、Mini-ITXマザーボードで拡張性もなく、あまりメリットがありません。
ケースが小さくてもATX電源のおかげで場所が取られ内部空間が狭くなります。メンテナンスをしようと思っても、すべてのパーツを取り外す羽目になったり他のパーツが搭載できなくなったりと、あまり良いことはありません
というわけで、できることならMini-ITXケースなら、SFX電源を選択することになります。ATXケースでもSFX電源はプラケットをつければ取り付けられます。
Silver Stone 取り付けアダプタ ブラケットSST-PP08B
SFX-L
SFX-Lという規格もあります。これはSFX電源ではありません。SFX-L電源の大きさは125x125x63.5mmと、SFX電源に比べて奥行きが3cmくらい大きくなっています。
参考
ATX電源 150x140x86mm
SFX電源 125x100x63.5mm
SFX-L電源 125x125x63.5mm
SFX電源
2020年後半あたりから需要があるのか、技術が進んだのか、大容量SFX電源が発売されています。
Corsair SF750 Platinum CP-9020186-JP
Corsair SF750 -PLATINUM- 750W PC電源ユニット 80PLUS PLATINUM PS837 CP-9020186-JP
ある程度のスペックで小型パソコンを組もうとすると、この電源がまず第一選択肢にあがります。750Wまで対応していて、しかもSFX-Lでなく純粋なSFXです。
SILVERSTONE SST-SX750-PT
Silver Stone 750W フルモジュラー型 80PLUS Platinum SFX電源 SST-SX750-PT 日本正規代理店品
2021 1月発売と新しいモデル。
SFXで750W。
フルモジュラー型でケーブル着脱可。
SILVERSTONE SST-SX700-PT
SilverStone (シルバーストーン )80Plus Platinum 700W SFX電源 ユニット フルプラグイン式 SST-SX700-PT 【 日本正規代理店品 】
COOLER MASTER V SFX Gold 850W MPY-8501-SFHAGV-JP
Cooler Master フルモジュラー式 850W SFX PC電源ユニット V850 SFX GOLD 日本製コンデンサ100%使用 10年保証 MPY-8501-SFHAGV-JP PS954
EVGA Supernova 220-G2-0550-Y1 完全モジュラー電源 650W 650GM
EVGA Supernova 220-G2-0550-Y1 完全モジュラー電源 650W 120-GP-0650-X1
完全モジュラー電源
EVGAは日本ではあまり流通してないメーカー。米国では評判のいい。アマゾンから輸入する、少し時間かかってもいい方にはオススメです。