AMDのグラフィックボードを購入するなら現在におけるラインナップを一通り確認しておきたい。
Ryzenの登場により、自作パソコンのCPU勢力図は一気に変わり、それと同時にAMDグラフィックボードも以前に比べて注目されている傾向にある。
Radeon RX 5000シリーズ
新世代のRyzenと同時に、新世代のRadeon RX 5000シリーズが発売されている。
RX5000シリーズの特徴
7nmのプロセスルールで製造され、最新のインターフェイス「PCI Express4.0」に対応している。
RX 5000シリーズは、ゲーミングを重視した設計で、ゲームクロックという新たなブーストクロック設定が付け加えられている。ゲームプレイ中に安定動作を可能にするクロック周波数に設定できる。
一般的なブーストクロックは周波数をピークにする機能であり、ゲームに最適な周波数を保つわけではない。
実際にゲームをプレイするときに最適なクロック周波数に維持できるゲームクロック設定は魅力的だ。
GeForceに比べて比較的安く、コストパフォーマンスが高い。RX 5700・RX 5700 XTはリアルタイムレイトレーシングには対応していない。
Radeon Vega Ⅶ
Radeon VegaⅦがスーパーハイエンドクラスに位置する。
AMD Vegaシリーズの第2世代であり、従来の超ハイエンドモデルRTX Vega 64を超える最高スペックとなっている。高スペックの割にはGeForce RTX 2080に比較して少し安い価格設定になっている。
PCI Express 4.0
Radeon RX 5000シリーズは、最新のインターフェイスPCI Express4.0に対応。
Ryzen 3000シリーズ・AMD X570チップセット搭載マザーボード・Radeon RX 5000シリーズを同時に使用することで、PCI Express 4.0 x16の高速データ転送が実現できる。
PCI Express 3.0でも別に普段の使用で困ることはない。RX 5000シリーズを使用するなら、対応するチップセット搭載マザーボード・CPUは選択しよう。CPU・グラフィックボード・マザーボードはAMD製品で固めることになる。