intelの新CPU、Core i9 10850K BOXが発売されました。パソコンをこれから組む方にはおすすめのCPUです。
Core i9 10850K
性能はは高く、動画編集などの負荷の大きい用途など、個人の常識レベルの使用ならばほとんどの用途に対応できます。
Core i9 10850K BOXはCore i9 10900Kの廉価版との位置づけになっています。
Core i9 10900Kより1万円ほど安くなってはいますが、Amazonではほぼ同じかCore i9 10900Kのほうが安い状態。
新CPUでは、クロック周波数と価格UPが常識だったが、クロック周波数と価格と下げたものをわざわざ新発売するのは珍しいです。
10900Kの不安定感が目立っていたものと推測されます。クロック周波数3.6GHzと10900Kよりわずかに低いです。
10900Kの不安定さをクロック周波数を落として安定させたものと思われます。
10900Kの廉価版低品質版という者もいます。
オーバークロック可能だが、OCさせず定格運用したい自作PCユーザーに最適。
最高速度より平常時の速度が高いレベルで、かつ運用が安定していることのほうが大事でしょう。
メモリは、DDR4-2933。従来のDDR4-2666ではありません。
ソケットはLGA1200で従来のLGA1151のマザーボードは使えない。
機能の差は下の表で示した通りで大差なく、差のある機能は個人ユーザーではなくても問題ありません。
グラフィックスは、Intel UHD Graphics 630搭載。グラボなしでも描画はできます。
TDP 125Wと発熱が大きいのでケースの熱対策と大きめのCPUクーラーは必須。消費電力の大きいグラボでは動作が不安定になるかもしれないので、グラボのTDPと電源の容量にも注意です。
10850K と10900Kの比較
Core i9 10850K | Core i9 10900K | |
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開発コード名 | Comet Lake | Comet Lake |
世代 | 第10世代 | 第10世代 |
ソケット形状 |  LGA1200 | LGA1200 |
コア数 | 10 コア | 10 コア |
TDP  | 125 W | 125 W |
クロック周波数 | 3.6GHz | 3.70 GHz |
最大動作クロック周波数 | 5.2 GHz | 5.3 GHz |
スレッド数 | 20 | 20 |
マルチスレッド | ○ | ○ |
三次キャッシュ | 20 MB | 20 MB |
二次キャッシュ | ||
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 630 | インテル UHD グラフィックス 630 |
メモリ種別: | DDR4-2933 | DDR4-2933 |
最大メモリ容量 | 128 GB | 128 GB |
ソケット | LGA 1200 | LGA 1200 |
インテル vPro プラットフォームの認定基準 | ☓ | ○ |
インテル® ステーブル・イメージ・ プラットフォーム・プログラム (SIPP) | ☓ | ○ |
インテル トラステッド・エグゼキューション・テクノロジー | ☓ | ○ |
希望カスタマー価格 | $453 – $464 (4,7万〜4.8万円) | $488 – $499(5.0〜5.1万円) |