CPUを選ぶ際に型番が読めておけると便利です。わけのわからない英数字の羅列にも実はちゃんとした意味があります。
型番を読めるメリットとは
CPUの型番を読めるとCPUの買い間違いが起こりません。そしてその機能やどれくらいの性能かも型番を見ただけでわかるようになります。
パソコンショップに行った時にも型番が読めないといくら安くなっていても手の出しようがありませんよね。
Corei7-9700Kを例にとって見てみます。
例 Corei7-9700K
i7って
i9>i7>i5>i3
数字の大きい方が高性能。
Corei7-9700K
9700
プロセッサーナンバー
数字が大きいほど性能が高い。
9 700 K と分ける
9 → 世代
初めの一桁はシリーズの世代。8700は第8世代、7600は第7世代、6600は第6世代を指しており、数値が大きいほど新しい世代を意味します。
各世代ごとに名前が付けられ、第7世代がKaby Lake、第6世代がSkylakeというように名前がついています。
同じ名称のCPUで、技術的な特徴により世代分けがなされ、この世代間の特徴のことをアーキテクチャとも呼んでいます。
- Sandy bridge (2011年)
- Ivy bridge (2012年)
- Haswell (2013年)
- Broadwell (2015年)
- Skylake (2015)
- KabyLake (2016年)
- CoffeeLake (2017年)
というように、アーキテクチャごとによさげな名前がつけられています。
9 700 K
700 → SKU
在庫管理番号。大きいほど高性能
K → 消費電力
CPUの末尾にあるアルファベットには以下のような意味があります。
X ハイエンド
S 省電力版 65W程度
無印 通常
K オーバークロック可
T 小型PC用 省電力 35~45W程度
R 一体型PC用
P 内蔵GPUを搭載しない
使用中PCのCPUを調べるには
使用中のパソコンのCPUを簡単に調べる方法があります。
- デスクトップの背景で右クリック
- 【ディスプレイ設定】
- 【バージョン情報】左側縦に並んでいる中の一番下
- 【プロセッサ】を確認
クロック周波数とは
○○GHz
GHz(ギガヘルツ) 動作周波数。クロック周波数とも呼ばれる。
パソコンのデータは「0」「1」だけで表現され「0」または「1」の切り替えで情報処理を行う。
動作周波数とはこの「0」または「1」を切り替えるスピードのことを指す。
GHz(ギガヘルツ)
GHzは1秒間に何回振動したかを表す単位。
1GHzは1秒間に10億回振動するという意味となる。
3.70GHz = 37億回/1秒
数値が大きければ大きいほど処理性能が高い。
2008年にクロック周波数が3.0GHzを超えてから現在までほぼ同じ周波数となり頭打ち状態が続いている。というのも、数値を上げすぎると熱くなりすぎて動作しなくなるためこれ以上クロック周波数をあげる必要がない。
クロック周波数がそこそこ低くても快適にネットの閲覧くらいは最近のパソコンなら可能。クロック周波数が高くなくても普段の仕事には困らないということ。
CPUを選ぶ際には動作周波数の数値はにたりよったりでそれほど気しなくても構わない状態になっています。