パソコンが突然故障して使えなくなったわ……
新品30万も今はちょっと出せないし……
新しい機種を購入するまでの間、中古PCを一時しのぎとして活用するのは現実的な選択肢ではある。だが、中古品には様々なリスクがあるため、慎重に選ばなければならない。
本記事では、中古PCを選ぶ際の注意点や、秋葉原の中古パソコンショップ情報、デスクトップ、ノート、ゲーミングPCなど用途別のおすすめ中古PC選びのポイントを紹介していく。故障したパソコンの代替機を早急に探している方は、ぜひ参考にしてほしい。
中古PCを選ぶ際の注意点とは?
外観の傷や汚れをチェック
中古PCを選ぶ際には、まず、外観の状態を確認していく。中古PCには、普通、傷や汚れがある。それらは過去に落下や液体をこぼすなどの事故があった可能性を示している。
外観が著しく損傷している場合、内部の基盤や部品にも不具合が生じていることもある。外観の状態は中古PCの品質を判断する上で大きな手がかりとなる。
バッテリー持続時間を確認
ノートPCを中古で購入する場合、バッテリーの持続時間を確認しよう。バッテリーは消耗品で、使用状況によって寿命が大きく左右される。
十分な駆動時間が確保できないバッテリーでは、外出先での使用も困難だ。そのため、中古品のバッテリー駆動時間を事前に確認し、使用目的に見合うかどうかを判断する必要がある。
メモリやストレージの容量が適切か
中古PCを購入する上で、メモリやストレージの容量が適切かどうかもチェックすべき項目の一つだ。メモリ不足ではアプリの動作が重くなり、ストレージ容量が少ないと大量のデータを保存できない。
現在のニーズに合わせ、十分な性能を備えたパソコンを選びたい。中古品を検討する際は、メモリやストレージの容量が適切かどうかを必ず確かめるべきなのである。
秋葉原で現在営業中のお店を探す
大手中古パソコンショップの場所
秋葉原には中古パソコンショップが多数出店していて、駅からのアクセスが良く、幅広い製品ラインナップを取り揃えているため、中古PCの購入先として申し分ない。
それは逆に、製品の数が多すぎる上に、商品の入れ替わりも激しく、中古PCの知識がないと、お目当てのPCを見つけにくい、ともいえる。
専門店の営業時間を事前確認
中古パソコン専門の小規模店舗も秋葉原には多数存在する。こういった専門店は大手チェーン店に比べ、取り扱い商品は限られるが、それぞれに独自の強みを持っていることが多い。
しかし、専門店は営業時間が不規則な場合が多いため、開店時間は確認しておきたい。閉店時間ぎりぎりに慌てて行ってみると営業終了してました、なんてこともある。
口コミや評判も参考にする
秋葉原には中古パソコンショップが密集しているため、質の良し悪しが分かれてくるのが実情である。
購入できそうな店舗の口コミや評判をネット上で確認しておくことで、トラブルに巻き込まれるリスクを大幅に下げられる。
保証内容や対応の良し悪し、価格の適正さなど、過去のユーザーの声は参考になる。パソコンが壊れてからでは口コミのリサーチもしにくいので、中古PC情報は日頃からチェックしておきたい。
デスクトップ向けWindows11対応中古PCのおすすめ
比較的新しいCPUやメモリ搭載モデル
Windows11はシステム要件がWindows10より高めに設定されているため、CPU やメモリなどのスペックが十分でないと円滑に動作しない可能性が高い。
そのため、Windows11対応中古PCを選ぶ際は、比較的新しい世代のCPUとメモリを搭載したモデルを選ぶのが賢明だ。費用を惜しんで、古い世代のCPUやメモリを搭載したPCを選ぶと、動作が非常に重かったり、機能が十分に使えなかったりでストレスがたまる。
一時しのぎのために買ったPCが、費用をケチりすぎで低スペックのために一時しのぎにもなりませんでした…では本末転倒だ。
SSDストレージ搭載がおすすめ
ストレージドライブの種類も、Windows11の動作に大きな影響を与える。HDDよりも、SSDのほうが起動やアプリの読み込みが高速であり、レスポンスが良く快適な使用感だ。
SSDは値段が高めではあるが、中古品であればHDDモデルに比べてそれほど価格差は大きくない。Windows11を快適に使いたいのであれば、SSDストレージ搭載モデルがおすすめである。
ディスプレイの解像度にも注目
中古デスクトップPCを選ぶ際、ディスプレイが付属しているなら注目してみよう。解像度が低いと文字や画像が粗く表示され、作業効率が下がる可能性がある。
特に現在のWindows11では4K解像度への対応が進んでいるため、できれば4K対応のディスプレイが付属したモデルを選ぶのが理想的である。
ディスプレイが付属していなPCなら、別に購入する必要があり追加費用がかかる。
ゲーミングPCを中古で手に入れる危険性
過去の過熱使用による劣化
ゲーミングPCを中古で購入する際の大きな危険性は、過去の使用状況による劣化である。ゲーミングPCはゲームの動作を優先するため、高負荷状態で長時間使用されてきたものが多い。
そのために、CPUやGPUなどの主要部品が過熱し、寿命が著しく短くなっていたりする。外観から劣化状況を判断するのは困難で、表示されている情報からよく見極めなければならない。
内部パーツのカスタマイズ過多
ゲーミングPCはユーザーによるカスタマイズがなされていることが多い。しかし、過度なカスタマイズは最適なものとは限らない。部品の組み合わせによっては相性問題や干渉を引き起こす。
適切な冷却対策が施されていないと、やはり過熱による劣化もある。中古ゲーミングPCを購入する際は、内部パーツの構成を細かく確認したいところだ。
保証、サポートが不十分
中古ゲーミングPCには保証が付いていないケースがほとんどである。メーカー保証は新品時のみに付与されるため、中古品には適用されない。
また、個人売買の場合はサポート体制もないため、トラブル時に対応が難しい。故障などのリスクを考えれば、中古ゲーミングPCには相応のデメリットがあると言わざるを得ない。
一時しのぎのノートPCは中古がお得?
バッテリー寿命が気になる
ノートPCを一時しのぎとして中古で購入する場合、バッテリー寿命が気になる。バッテリーは消耗品のため、使用頻度や経年劣化により持続時間が大幅に短くなっている可能性がある。
バッテリー残量が少なければ、使用できる時間が限られる。一時しのぎでも、最低限のバッテリー駆動時間は確保しておきたい。中古品を選ぶ際は、バッテリーの実使用時間を確認しておきたい。
液晶画面の状態を要チェック
ノートPCは持ち運びが容易な反面、液晶画面が傷つきやすいデメリットがある。中古品の場合、落下などの衝撃で画面にひびが入っている可能性もある。
作業効率を大きく損なう要因となるため、液晶画面の状態は慎重にチェックすべきポイントである。一時しのぎといえど、使用期間が長くなれば、ひびや表示の不良は目に余るものとなるだろう。
キーボードの打ち心地も重要
ノートPCの場合、キーボードの打ち心地も見逃せない点である。中古品ではキーの反応が悪かったり、特定のキーが入力されないトラブルが起こることもある。
キーボードが使いにくければ、作業効率が大きく低下してしまう。中古ノートPCを選ぶ際は、キーボードの状態についてもしっかりとチェックすることが賢明である。
慌てない焦らない中古PC選択ができるように
パソコンが突然故障して使えなくなったときは焦ってしまいがち。中古品を上手に活用すれば、新しい機種を購入するまでの一時しのぎにはなる。機種の用途や状態をしっかり確認し、慌てないで慎重に選びたい。
秋葉原などの専門店を活用し、バッテリー寿命やパーツの状況など細かい点までチェックすれば、優れた中古PCが見つかるだろう。今現在、故障していなくても、トラブルに備え、中古品の選び方を日頃からチェックしておくのがおすすめだ。