自作パソコンユーザーなら、パソコンのメンテナンス方法は知っておきたい基本事項だ。
自作パソコンのメンテナンスは、安定した動作と長寿命を維持するために欠かせない。特に、ファンの内部に溜まったホコリは、冷却性能の低下や故障の原因となる。
そこで今回は、無水エタノールを使った自作パソコンの掃除方法を確認する。基本的な手順から、細かい方法、注意点まで見ていく。
無水エタノールで掃除してみる
無水エタノールは、基本的にはアルコールと同じ成分だ。無水という名前の通り水分が含まれていない。
無水エタノールで掃除をすると水分が残らず、エタノール自体は挑発して消える。水分によるショートする可能性が低くなる。
自作パソコンユーザーなら、無水エタノールを掃除に利用してみるといいのかもしれない。細かい油汚れを落とすのにはぴったりだ。
油汚れやホコリを溶解し、水分を残さずに乾燥できる。静電気を帯電しやすい電子機器に安心して使用でき、基板、ファン、ケースなど、様々なパーツに使用できる。
薬局やホームセンターで手軽に購入できるのもメリットだ。
パソコンの掃除アイテム
では、パソコンの掃除にはどんなアイテムが必要なのか。
- 無水エタノール (99%以上推奨)
- 布 (マイクロファイバークロスなど)
- 綿棒
- エアダスター (あれば)
- ゴム手袋
- マスク
- ゴーグル (あれば)
無水エタノールは、布やキムワイプ綿棒にしみこませて使うことになる。
- 電源を切る
- パーツを取り外す
- エアダスターでホコリを吹き飛ばす
- 無水エタノールを染み込ませた布で拭き取る
- 無水エタノールが完全に乾燥するまで待つ
- パーツを元に戻す
- 電源を入れる
まず、安全のため、必ずパソコンの電源を切り、電源ケーブルを抜いておく。
可能な限りフィルター、ファン、グラフィックボードなどのパーツを取り外す。
エアダスターを使って、ファンの内部やケースの隅々までホコリを吹き飛ばしていく。
無水エタノールを布に染み込ませ、ファンの羽根や基板、ケースなどを拭き取っていく。汚れがひどい場合は、綿棒を使用する。
無水エタノールが完全に乾燥するまで、数時間放置した後、取り外したパーツを元に戻し、電源ケーブルを繋ぎ、電源を入れて正常に動作することを確認する。
気をつけるポイント
無水エタノールは、直接パーツに付けないようにする。布や綿棒に染み込ませて使用する。
基板やコネクタなどの精密な部分は、綿棒で丁寧に拭き取る。
無水エタノールは揮発性が高いため、換気を良くして作業する。
ゴム手袋、マスク、ゴーグルなどを着用して、皮膚や目、呼吸器への刺激を防ぐといい。
皮脂などの油汚れを落とすのに効果的
無水エタノールは、皮脂などの油汚れを落とすのにも効果的だ。キーボードやマウス、ケースなど、手で触れることが多い部分は、無水エタノールで定期的に掃除しておこう。
ディスプレイの掃除には専用のクリーナーを
無水エタノールですべてを掃除しようとするのは得策とはいえない。無水エタノールが不適当な箇所もある。
ディスプレイはデリケートで、無水エタノールで拭き取ると傷やシミの原因となる可能性がある。ディスプレイの掃除には、専用のクリーナーを使用しよう。
無水エタノールは皮膚を傷つけることがあるので、掃除する時には、手袋の装着をおすすめだ。