自作パソコンを組み立てる流れをみていきます。すべてを暗記する必要はありません。だいたいの流れをつかんでおけばいいでしょう。
作るパソコンによって順序が変更になることがありますのでパーツに付属しているマニュアルをよくお読みください。
準備しておいたほうがいいアイテム
パソコンの組み立てに便利なアイテムは準備しておきましょう。すべて使うわけではありません。必要があった時にその都度買い求めたほうがお得です。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ボックスレンチ(4.5mm)
- インチネジ
- ミリネジ
- スペーサー
- ファン用ネジ
プラスドライバー1本あればほぼ十分。ネジ類はケースに付属されていることが多い。ネジ類はパソコンショップで購入できる。
スペーサーの着脱はボックスレンチがあると便利。intel製CPUクーラーの取り外しやドライブのベゼル交換の場合マイナスドライバーが必要になることがある。
CPUをマザーボードに取り付ける
マザーボードにあるCPUソケットにCPUを取り付ける。CPUソケットの内部には、ピンがあるので折らないように気をつけること。
CPUを落としたりしないこと。組み込む際のけがに注意すること。けが防止するため帯電防止用の手袋がおすすめという人もいるが、CPUのピンに引っかけて折る危険があるので素手でやったほうがいい。
メモリとSSDをマザーボードに取り付ける
メモリスロットにメモリを取り付ける。M.2スロットにM.2SSDを取り付ける。取り付け部分がマザーボードの背面になるものがある。M.2SSDのネジは特殊なのでなくなさいこと。
- メモリスロットのロックを開く
- メモリを押し込む
- 二枚目も同様に差し込む
- M.2SSD用のヒートシンクを外しSSDM.2スロットに取り付けヒートシンクを取り付ける
メモリがしっかり差し込まれていないことが意外にある。PCが正常に作動せず故障と勘違いする人もいるので注意。欠けている部分を合わせること。
CPUクーラーをマザーボードに取り付ける
- 取り付けに必要な部品だけを取り出す
- バックプレートを指す
- スペーサーをピンに挿す
- 台座をスペーサーの上に置く
- ナットで台座を固定する
- CPUにグリスを塗る豆程度の少量にすること
- ヘラを使ってCPU全体に塗る
- ヒートシンクをCPUの上に置く
- ヒートシンクをネジで留める
- ファンクリップをファンに留める
- ファンはヒートシンクに固定する
- ファンの電源ケーブルを固定する
Ryzenシリーズのファンの取り付け方法
モデルによってファンの取り付け方が異なる。
例えば、Ryzen2700Xではキットのフックにツメを引っかけて固定する方式。2400Gではバックプレートを取り付けてネジ止めして固定する方式。
電源ユニットをマザーボードに取り付ける
- PCケースのふたを開ける
- ケーブルを準備する
- 電源ユニットにケーブルを挿す
- ファンのケーブルはよけておく
- 電源ユニットはケースに入れる
- ネジ止めする
マザーボードをPCケースに取り付ける
- スペーサーを取り付ける
- 電源ケーブルを引き出す
- 電源ケーブルをマザーボードに挿す
- マザーボードをPCケースに入れる
- マザーボードPCケースに取り付ける
- マザーボードに各種ケーブルを接続する
- コネクタにPCケースや電源からのケーブルをすべて取り付ける
ピンヘッダを折らないように気をつけること。ケースファンの数に対してマザーボードのファンコネクタが足りない場合がある。ファン分岐ケーブルを使えば1機のファンコネクタで複数のファンを回せる。
ビデオカードを取り付ける
- グラフィックボードを取り付ける
- VGAホルダの固定を解除する
- ビデオカードを固定する
- 電源ケーブルを挿す
- VGAホルダーで支えネジで留める
- UEFIを設定する
- Windowsをインストールする
- デバイスドライバをインストールする